それはまさに微笑みの国の芸術と言われるに相応しい優美な舞踊です。その魅力は、寺院等の建造物に見られる眩しい極彩色の建築美術に見られる美しさや、仏像、壁画に見られる艶やかさや曲線的な柔らかさといった芸術性にあります。その優雅な身体の動きは、ゆっくりとしたリズムを刻み、 時間の流れはあたかもチャオプラヤー川の悠久の流れを思わせ、都会の喧騒から異次元の狭間へタイムスリップしたような気にさせられます。

土井ダーティップ先生

米須パンジャラック先生

１０歳でナータシン・バンコク・タイ国立舞踊学校（ウィタヤーライ・ナータシン）に入学。１０年間タイ舞踊を学んだ後、グレーク大学で学位を取得。ナータシン在学中は王室ご一族の国賓・公賓接遇時に度々、舞を披露するという誉れ高い経験を持ち、その後も世界各地で舞踊芸術普及活動を行う。来日後に在日タイ王国大使館に勤務、1997年に退職後はタイ舞踊の指導に専念。現在はナータラック・タイ舞踊団において専任講師を務める。